【セントライト記念展望】実績でリードするニシノデイジーが主役張る

 「セントライト記念・G2」(16日、中山)

 実りの秋へ向け、始動戦を迎えるニシノデイジー。1週前は美浦Pで5F63秒8-11秒7を計時。高木師は「いい感じで動けている。折り合いに専念して、この馬の力を出せれば」と手応えを抱く。札幌2歳S、東スポ杯2歳Sなど重賞2勝を挙げ、ダービーでも掲示板に載った実力馬。ラスト1冠制覇に向けて、ここは負けられない一戦だ。

 初の古馬相手も難なくクリアして、札幌で2勝目を手にしたルヴォルグ。好位追走から直線で楽々と抜け出して完勝。ポテンシャルの高さを見せつけた。春は完成度の差もあり、クラシック出走はかなわなかったが、休養効果で心身ともに成長を遂げた。ディープインパクト産駒の素質馬が、余勢を駆って春の実績馬撃破に挑む。

 札幌記念で古馬に挑戦したランフォザローゼス。14着と大敗に終わったが、G1級が集ったハイレベルな争いだっただけに、酌量の余地はある。父キングカメハメハ、母父ディープインパクト、祖母はエアグルーヴという、日本屈指の良血馬。ダービーでも7着に健闘しており、同世代なら力量上位は間違いない。使った強みを生かして菊への切符を手に入れる。

 新馬戦からプリンシパルSまで無傷V3を飾ったザダル。ダービーの惑星に浮上したが、脚元に疲れが出たため、大事を取って自重。秋に備えて休養に入った。1週前には美浦坂路で力強い動きを披露し、ひと夏を越しての成長がうかがえる。4連勝で秋初戦を飾れるか。

 ダービーは逃げて15着に沈んだリオンリオンだが、前半5F通過が57秒8のハイペースでは失速も仕方なし。ここは見直しが必要だろう。

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