【ボート】馬場剛がルーキーシリーズV 2年前に大けがの江戸川を克服
「ルーキーシリーズ第14戦」(15日、江戸川)
開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の馬場剛(27)=東京・112期・A2=が、ルーキーシリーズ初制覇。2号艇の佐藤隆太郎とのデッドヒートを制して、2018年10月の多摩川・一般戦以来、通算2回目の優勝を飾った。佐藤は2着惜敗。3着には山田祐也が入った。
コンマ10のトップSを決めて、逃走を図った馬場。だが、簡単には勝たせてくれなかった。「ギリギリでしたね。きょうは(佐藤)隆太郎の足が良かった。僕も珍しくあきらめなかった」。1Mで2コース佐藤の差しが入り、バックでは先行を許した。2周1Mを先取りして馬場が主導権を握ったが、最後まで佐藤に猛追される苦しい展開だった。
江戸川は17年2月のルーキーシリーズで左腕を骨折し、約1カ月の入院生活に追い込まれたレース場。「ケガをした所なので、うれしいです。今節は今泉(友吾)が欠場したので、その分、頑張れて良かった。いつも教えてもらっている、師匠みたいなものなので」と、同期の親友を思いやる言葉も。次節はプレミアムG1・ヤングダービー(18~23日・三国)。「気持ちよく行けます。上を目指したい」と初制覇を見据えた。