タイキシャトルなどのたてがみ切られる 北海道警が器物損壊容疑で捜査
北海道日高町の「ヴェルサイユファーム」で15日、タイキシャトル(牡25歳)、ローズキングダム(牡12歳)のたてがみの一部が切り取られているのが見つかった。牧場からの被害の届け出を受け、道警門別署が器物損壊容疑で捜査している。
牧場によると、15日早朝に同牧場の岩崎崇文社長(27)がブラッシングをした際、2頭のたてがみの一部が鋭利な刃物で切り取られた形跡を発見。14日早朝の手入れ時には異変はなかったため、一般の見学を受け入れた同日午前9~11時ごろの放牧中に切り取られたとみられる。
岩崎社長は「見学に来るお客さんを信頼していたのに残念だ」と声を落とした。
タイキシャトルは日仏G1で5勝を挙げ、98年の年度代表馬に選出。のちに短距離馬として初のJRA顕彰馬となった。ローズキングダムは09年朝日杯FS、10年ジャパンCのG1で2勝を挙げている。