【スプリンターズS】アイルランド出身のダーレー代表 ラグビーW杯の“無念”晴らす
「スプリンターズS・G1」(29日、中山)
直線一気の豪脚で2番人気タワーオブロンドンが完勝。今夏にスプリント路線へ転じてから4戦目でG1初制覇を果たした。なお、勝ち馬にはブリーダーズCターフスプリント・米G1(11月2日・サンタアニタ)の優先出走権が与えられる。
オーナーブリーダーであるダーレージャパンファーム(馬主名義はゴドルフィン)のハリー・スウィーニー代表はアイルランド人。決戦前日の28日は、静岡県でラグビーW杯の日本VSアイルランド戦を観戦した。静岡の敵を中山で討つ勝利に会心の笑顔だ。
「レイヴンズパス産駒では、賞金的にも重賞実績でも一番。種馬になるでしょう。これからもっとG1に出したいが、日本では短距離路線があまりない。香港以外にも、欧州や来年のドバイ、藤沢先生とゆっくり話して決めたい」と見通した。
母スノーパインは、1歳にフランケルの牡馬がいる。当歳はおらず、現在はハーツクライの子を受胎しており来年2月に出産予定。