【競輪】三谷竜生が松戸G3で今年初優勝 地元ラインの野望粉砕で千葉記念初V

 滝澤正光日本競輪選手養成所所長に祝福される三谷竜生(左)
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 「千葉記念 滝澤正光杯 in 松戸」(8日、松戸)

 開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、三谷竜生(32)=奈良・101期・SS=が、最終ホーム7番手から単騎でまくって今年初優勝。G3優勝は2018年3月の玉野以来で4回目、千葉記念は初めて。2着は中村浩士、3着には取鳥雄吾が入った。9位で入線した小埜正義は暴走失格。6月からの競技規則改正後で初の適用となった。

 決勝戦で唯一のS班だった三谷が格の違いを見せつけた。「単騎でもしっかり力を出し切ろうと思って走った。諦めないで最終ホームから仕掛けた」。昨年のKEIRINグランプリ以来の優勝を意地でつかみ取った。

 地元勢の野望を三谷が打ち砕いた。残り2周前から、小埜正義(千葉)-伊勢崎彰大(千葉)-中村浩士(千葉)-二藤元太(静岡)で南関ラインが発進。最終ホーム7番手から三谷が巻き返すと、伊勢崎-中村も2段駆けで応戦する。

 「渡辺さんと欲しい位置がかぶって並走になったときは危ないと思った。最後は脚いっぱいだったけど、抜かれていないと思った」と三谷。ゴールでは中村に8分の1輪差まで迫られたが、底力を発揮してねじ伏せた。一方で、最終2角で失速して後退した小埜の競走は暴走と判定された。

 今開催はシステム障害の影響で2日間順延。三谷も7日予定だった母・湖雪さんの1周忌法要が、11日からのG1・寛仁親王牌後に延びた。「この優勝でいい報告ができるかな。中1日になるけど、寛仁親王牌で頑張りたい。G1を優勝してグランプリに出るつもり。しっかり走ります」とグランプリ覇者は亡母に必勝を誓った。

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