【POG】2歳馬総括 しんがり一気!タガノビューティー無傷2連勝
15日の東京ではタガノビューティーが「プラタナス賞」を快勝。12日の京都では1番人気のラウダシオンがオープン特別「もみじS」を勝利した。
突き抜けた。15日の東京9R・プラタナス賞(ダート1600m)は4番人気のタガノビューティー(栗東・西園)が、デビュー戦に続く直線一気で2連勝。最後方から直線は大外へ。石橋脩のアクションに応えて豪快に末脚を伸ばし、先行勢を並ぶ間もなくかわし去った。勝ちタイムは1分37秒9。石橋脩は「砂をかぶっても集中して走れていた。手前を変えてからの反応は、他馬と全然違った」と興奮気味に振り返る。今後は北海道2歳優駿(31日・門別、ダート1800m)か、全日本2歳優駿(12月18日・川崎、ダート1600m)を視野に入れる。(採点・★★★★☆)
12日の京都9R・もみじS(芝1400m)はリアルインパクト産駒のラウダシオン(栗東・斉藤崇)が1番人気に応えてオープン特別を勝利した。中団でじっくり構えて、5番手で直線へ。ルメールの左ステッキが入ると、外から力強く末脚を伸ばして差し切った。不良馬場の勝ちタイムは1分24秒1。ルメールは「冷静に走れていました。この馬場でもいい脚を使ってくれましたし、距離はもう少し延びても大丈夫。いい馬です」と高く評価。斉藤崇師は「まだゲートに不安がありますが、騎手がうまく出して行ってくれました。きれいな馬場ならマイルでも」と話した。(採点・★★★★☆)
13日の京都9R・紫菊賞(芝2000m)はエピファネイア産駒の6番人気ロールオブサンダー(栗東・橋口)が逃げ切りV。無傷2連勝を決めた。好発から主導権を握って、前半5F63秒2とマイペースの逃げを展開。直線の序盤で後続とのリードを広げると、1番人気ブルーミングスカイ(2着)の追い上げを半馬身差で抑えた。勝ちタイムは2分3秒4。松山は「自分から競馬をつくる方がいいと思った。追いだしてからしっかりと伸びて強い競馬をしてくれました」と笑顔。橋口師も「よくしのいでくれました。夏を休んで馬が良くなった」と成長を感じていた。次走は京都2歳S(11月23日・京都、芝2000m)を予定。(採点・★★★☆☆)