「ボートレースダービー・ＳＧ」（２２日開幕、児島）

　原田幸哉がダービー王返り咲きへ意欲を燃やす。これまでＳＧ３冠。最後に制した２００９年のチャレンジカップ（とこなめ）から１０年が過ぎようとしているが、まだまだ闘志はギラギラしている。

　常に意識しているのは、年末のグランプリ出場。「毎年グランプリを目標にやっている。そこに乗れるように、全てにおいて意識していきたい」とモチベーションは高い。現在の賞金ランクは１９位。「グランプリ出場へ平和島Ｇ１とダービーが勝負どころと思っている」と臨んだ前節の平和島周年記念では優出３着。惜しくもＶには届かず、このダービーは全力で獲りにいく戦いとなる。

　児島水面は０２年に周年記念Ｖの実績がある。今年も８月に一般戦でＶ。だが、これが今年唯一の優勝だけに「ちょっと勝負弱いなと思うところがある。いい感じで来ていても、勝負どころで弱い。自分の中の気持ちを変えないといけない」と分析する。勝ち切るために、さらにメンタルを仕上げて挑む構えだ。

　前回のダービー制覇は０２年の平和島開催。これがＳＧ初優勝だったが、当時から「次の目標は、いつか賞金王になること」と公言してきた。２回目のダービー王の座を手にして、夢の実現に大きく前進する。