【競輪】和田健太郎が京王閣G3優勝 千葉3番手から中割り強襲
「ゴールドカップレース・G3」(22日、京王閣)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、和田健太郎(38)=千葉・87期・S1=が中割り強襲で優勝。先行した根田空史-中村浩士の3番手から鋭く伸びた。2018年6月の函館以来、通算2回目のG3制覇。2着は中村、3着には平原康多が入った。
レースは、根田の率いる千葉ラインが打鐘先行で主導権。最終バック4番手から平原がまくったが、番手の中村のけん制で失速。3番手で脚力を温存した和田が、ゴール前で根田と中村の間を割って抜け出した。「このラインで優勝できたことがうれしい。根田、(中村)浩士さん、自分とそれぞれが仕事をして、ラインの中から優勝者を出せた」と喜んだ。
直前の寛仁親王牌で3回目のG1決勝進出。G1優勝も手の届くところまで来ている。「ひとつひとつ大事に走るだけ。その先にG1優勝がある」。次走の和歌山F1・デイリースポーツ杯で弾みをつけて、11月のG1・競輪祭(小倉)で栄冠をつかみとるつもりだ。