ボートレーサー養成所（福岡県柳川市）の第１２５期生で、１１月２５日に大阪府のボートレース住之江で開幕する「ブルースターカップ」でデビュー予定の東本千佳（２３）＝大阪＝が２５日、箕面市競艇事業局企画室の北川昭室長ら関係者とともに大阪市のデイリースポーツを訪れた。

　東本は箕面市出身。勉強漬けだったという履正社高校時代から一転、関西学院大へ進学してから始めたカヌー競技で活躍した経歴を持つ。就職の内定をあえて蹴って、スポーツ推薦枠で養成所へ入所。「大学の部活の方が大変でした」と１年間の厳しい訓練も冷静に乗り越え、刻一刻と迫る初陣に向けて心身の準備を整えている。

　「デビュー節は無事故完走が目標です」。１７年の全日本学生カヌースプリント選手権大会で準決勝へ進出した実績を持つ女子のスター候補生は、まずは１１月１日に住之江で６Ｒ発売中に実施されるトークショーで、ファンへお披露目となる。