【天皇賞】スワーヴリチャード 堂々即位だ 陛下と同じ誕生日の横山典が導く!
「天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)
待ちに待った一戦に向けて元気いっぱいだ。スワーヴリチャードは25日朝、栗東坂路で4F66秒4をマーク。降りしきる雨のなか、闘志をにじませながら駆け上がった。6月の宝塚記念3着以来4カ月の休み明けだが、しっかりと戦闘モードに入っている。
担当の久保淳助手も納得の表情だ。「かなり雨が降っていたが、いい気合乗りだったよ。最終追い切りの動きも良かったし、早くレースがしたいようだね。間違いなくいい状態で出走できそう」と仕上がりの良さに太鼓判を押した。
昨年の秋盾は他馬と接触するアクシデントがあり、1番人気に支持されながら10着。それだけに陣営の今年にかける思いは強い。同助手は「昨年は悔しかった。条件的に合っていると思うし、この馬の力を発揮できれば」と雪辱を誓う。
鞍上・横山典は、くしくも天皇陛下と同じ誕生日(2月23日)。皇太子時代に観戦された14年ダービーを、ワンアンドオンリーで制したのもノリだった。即位の礼から5日後に行われる慶祝競走。ある意味、天皇賞に最もふさわしい男が、絶妙な手綱さばきで相棒をVへ導いてくれるシーンが浮かぶ。