【みやこS】スマハマ好ムード!たくましさ増した 高橋亮師「いい感じの成長曲線」

 「みやこS・G3」(11月3日、京都)

 ダート界の新星スマハマが重賞初Vを狙う。半年ぶりの前走・名鉄杯はレコード勝ち。終わってみればスピードが違った。高橋亮師は「自分でつくった時計だから評価できる」とうなずく。

 デビューから(4・1・1・1)と底を見せていないのは魅力だ。新馬戦は砂をかぶって嫌がり4着に敗れたが、2戦目の6馬身差Vを皮切りに3連勝を決めた。青竜Sは出遅れが響いて2着。東海S3着は左膝の骨折明けで約8カ月ぶり。敗れたレースはいずれも原因がはっきりしている。

 今回は3カ月半ぶりだが、1週前には栗東坂路で4F51秒8-38秒1-12秒9と自己ベストをマーク。好仕上がりをアピールしている。高橋亮師は「しっかりと時計を出した。大型馬だけど、休み明けでも走ってくれる。大事に使って、いい感じの成長曲線を描いている」とたくましさを増した姿に目を細めた。

 速力は抜群だが、逃げが絶対条件ではない。出遅れた青竜Sは中団からしぶとく迫り、のちに重賞5勝を挙げるグリムに頭差まで迫った。「控えてもレースができるから、何が何でも(ハナに)ではない」と指揮官。視線の先にあるのはチャンピオンズC。まずはG3タイトル奪取で弾みをつける。

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