【エ女王杯】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都)
京都競馬場のある京都府南部の日曜の天気予報は晴れ。土曜も終日好天で、良馬場でのレースとなりそうだ。芝2200メートルで行われた土曜京都12R(3歳以上2勝クラス)の勝ち時計が2分13秒8。前半5Fが61秒9のスローペースも影響したものの、芝は全体的に例年ほど時計も速くはない印象だ。一線級の牝馬がそろうとはいえ、ハイペースでも2分11秒台後半から12秒台前半、流れが落ち着けば12秒台後半から13秒台の決着だろう。
例年に比べて内の馬場状態もいいため、デイリー杯2歳Sを制したレッドベルジュールのように、インを突いた馬も伸びていた。機動力と確かな末脚を兼ね備えた馬で、直線まで距離ロスなく運んで脚をためられる内めの枠を引いた馬に、チャンスがありそうだ。
ラッキーライラックは自在性が武器。時計勝負や究極の上がり勝負を得意とするタイプではないだけに、今の京都の芝のコンディションはピッタリだろう。1枠2番という絶好枠なら、自らの持ち味は存分に生きるはず。道中リズム良く運んでスムーズに直線に向ければ、おのずとG1・2勝目が転がり込んでくる。