【チャンピオンズC】ヴェンジェンス好調 遅咲きの豪脚が余裕残しで軽快仕上げ

 「チャンピオンズC・G1」(12月1日、中京)

 重賞初Vを決めたみやこSと同じく木曜追いで、ヴェンジェンスが好調をアピールした。栗東坂路で徐々にスピードを上げると、手応えに余裕を残して4F52秒7-37秒8-12秒2で締めくくった。

 「前走も仕上がっていましたが、その時以上に息遣いは良く感じましたよ」と、手綱を取った幸はさらなる上積みを感じ取る。大根田師も「思ったよりも速い時計が出たけど、無理はしていないし、動きも雰囲気もいい。いい状態を維持している」とうなずいた。

 デビューから25戦目で初タイトルをゲット。もまれ弱く、ちょっとしたことで掛かり気味になる気性だったが、陣営は慌てることなく、じっくりと育ててきた。近5走は3勝、2着1回、3着1回。安定感も出てきた。

 鞍上は「ここまで厩舎スタッフが、うまく調整してきてくれたからでしょうね。今ではすっかりと折り合いに不安はなくなりました」と充実ぶりに目を細め、「長くいい脚を使う。そこを生かしたい」と闘志満々。指揮官は「前走はハイペースに助けられた分はあったけど、折り合いがつくようになった分、この距離の方が競馬はしやすい。仕掛けがポイント。あとは“運”が向くか」とチャンスをうかがっていた。

 枠順は8枠16番と大外枠に決まったが、トレーナーは「内枠で包まれるのは嫌。ここなら好きなところで競馬ができる」とプラスに捉えた。自慢の豪脚を生かして、一気に頂点をつかみ取る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス