【ボート】ボクシング・具志堅用高氏「井上尚弥は動体視力が上を行っている」 やっさんの思い出も
「バトルチャンピオントーナメント・プレミアムG1」(1日、平和島)
ボクシング元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(64)が、平和島ボートの場内イベントに登場。トークショーに臨んだ。
さっそうとステージに登場した防衛13回の金字塔を誇るレジェンド。まずは、11月7日に行われたWBSSバンタム級決勝の井上尚弥とドネアの試合に触れて「井上尚弥君のパンチ力、動体視力は完全に上を行っている。普通の選手ならばKOされていたと思う」と新時代の“モンスター”を評価した。
自身の現役当時の活躍には「僕の場合はたまたま。体が大きくなくて減量に苦労しなかったからね」と謙遜。「昔の計量は試合当日の朝だった。朝に計って、夜に試合。10キロとか減量してくる選手は不利だった時代」と振り返った。
平和島ボートには初めて訪れた具志堅氏だが「ボクシングを引退したあと、ボートレーサーになりたくて本栖(当時の選手養成所)まで行ったことがある。26歳だったけど、当時の年齢制限で無理だった」と当時の思い出を披露。故・横山やすしさんとアマチュアレースを繰り広げたことを明かした。「ボートとエンジンを買って、河口湖とかで横山やすしさんとレースをした。1回も勝てなかったね。怖かったけど、人を引きつける魅力を持った人だった」と懐かしんだ。