【ボート】GP&QCカウントダウンコラム3
「グランプリ・SG」(17日開幕、住之江)
◆男子13位・菊地孝平
菊地はSG優勝5回のうち、3回がナイター。初ナイターの今年のグランプリは、追い風が吹いている。「ナイターは好き。昨年はリラックスムードで戦っていたら、植木通彦さんから『いい雰囲気だったよ』と言ってもらえた。今年も入れ込まずに」と4年連続優出へ奮闘を誓う。
◆男子14位 太田和美
地元の太田が98年以来、2回目の優勝を狙う。「グランプリを勝つことは年々難しくなってきているけど、まだ出場できているし、勝てないとは思っていない。若い選手からライバルと思われる存在でありたい」。SG7冠を誇るベテランが、1億円バトルで手腕健在をアピールする。
「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(28日開幕、徳山)
◆女子10位・小野生奈
調整に正解を出して小野が躍動する。今年は1月浜名湖、2月戸田、4月徳山で優勝。上半期は順調な航跡を描いていたが、8月若松でF2となりリズムは暗転。「夏場からペラが合わなくなって、今もペラ調整に苦戦している。行き足がバラつき、その影響もあって初めてF2に」と調整が合わずもどかしい状態が続く。
それでも舞台となる徳山は過去V2の実績を残し、好印象を抱く水面。「調整が合いやすくて、乗りやすい。イメージはいいです」。調整が合えば本来の力を発揮できるはず。女子屈指の豪快戦で頂点を目指す。