【ボート】GP&QCカウントダウンコラム6
「グランプリ・SG」(17日開幕、住之江)
◆男子7位 柳沢一
柳沢にとって躍進の一年だった。6月のグラチャンでSG初優勝。7月のオーシャンCでも準V。その結果のグランプリ初出場に「すごく活躍している人がいる場所という感覚で、自分がその位置にいることが不思議」と気負いはない。頂上決戦にも平常心で挑む。
◆男子8位 井口佳典
今回のグランプリに井口が自信をのぞかせる。「初めてナイターでやるグランプリ。ナイター自体は嫌いじゃないし、問題ない」。住之江は成績も抜群。「相性はいい」と08年はグランプリを制して賞金王に。試行錯誤するペラで手応えをつかみ、グランプリV2へ臨戦態勢は整った。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(28日開幕、徳山)
◆女子7位 日高逸子
ボート界は世代交代の波が押し寄せており、女子も例外ではない。それでも日高は今年も年末の大舞台に駒を進めた。「若い選手が強くなり過ぎちゃって、優勝は簡単にできないので、Fを切らないことと、追加あっせんは断らないことを決めていた」と、選考期間に優勝はなくともコツコツと賞金を積み重ねてきた。
「レース場にいればお酒を飲み過ぎる心配がないので、体調はすこぶる良かった」と58歳を迎えた体もまだまだ衰えを感じさせない。「もう一度、クイーンになっちゃおうかな」。目指すは2014年の第3回大会(住之江)以来の頂点だ。