【ボート】吉川元浩が三国周年V 豪快4カドまくりで19回目のG1制覇
「北陸艇王決戦・G1」(10日、三国)
吉川元浩(47)=兵庫・79期・A1=が4カドから豪快なまくりを決めて三国4度目のG1制覇を飾った。これでG1は19回目、通算では86回目の優勝を飾った。2着には古賀繁輝(佐賀)が入り、最後までもつれた3着争いは、2周2Mで逆転した赤岩善生(愛知)が制した。
吉川が豪快なカドまくりで快勝。今年SG2勝の底力を三国でも見せつけた。「直前までどこに行くか分からなかった」とS展示から激しい進入争い。本番は赤岩がインを取り切り、コンマ05のトップSを決めた。しかし4カド選択の吉川も、コンマ09と踏み込んだ。ダッシュ分、スリットからのぞくと1Mは強気にまくった。バックでは早くも独走になり、Vゴールを駆け抜けた。
ピット内でも評判の足に仕上げた。「4日目に仕上がってからはちょこちょことやって、優勝戦は何もしていない。足は完璧だった」と自信の足で勝ち取った優勝に笑みがこぼれた。次走は年末の大一番。「最高のリズムで行けそう。しっかりと優勝を目指して頑張ります」とファンに約束。07年福岡以来のグランプリ制覇に向けて突き進むだけだ。