ホープフルS有力馬情報 ワーケアはルメールで追い切り(14日POGブログ東)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお贈りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
ホープフルSに向けて注目馬の調整が進んでいます。新馬戦→アイビーSと連勝しているハーツクライ産駒のワーケア(牡、美浦・手塚)はルメールを背に美浦Wで追い切りました。水曜の朝はモヤが出ていて姿が見えづらかったですが、順調に仕上がっているようです。
札幌2歳Sを勝ったブラックホール(牡、美浦・相沢)は石川を背に美浦Wで追い切り。オープンの古馬相手に遅れましたが、こちらも順調そう。新馬戦→芙蓉Sと連勝しているオーソリティ(牡、美浦・木村)は先週に帰厩。レースへ向けて順調にピッチを上げていきそうです。
他にも東スポ杯2歳Sで衝撃のレースを見せたコントレイル(牡、栗東・矢作)、アパパネの子ラインベック(牡、栗東・友道)、新馬戦→萩Sと連勝しているヴェルトライゼンデ(牡、栗東・池江)などが出走予定。超豪華メンバーの有馬記念はもちろん楽しみですが、年末まで目を離すことができないですね。
さて、先週の阪神JFはレシステンシア(牝、栗東・松下)が圧勝。断然人気のリアアメリア(牝、栗東・中内田)が6着に敗れ、関東馬ではキズナ産駒のマルターズディオサ(牝、美浦・手塚)が2着と好走しました。キズナの初年度産駒はかなり活躍していますが、G1でも2着に入って影響力がさらに増してきそうですね。今週の朝日杯FSにも産駒が出走しますし、引き続き注目していきたいです。なお、マルターズディオサはチューリップ賞から始動するとのこと。
8日の中山新馬戦(ダート1800m)はミュアウッズ(牝、美浦・尾関)が逃げ切り勝ち。馬体重586キロで2歳戦におけるJRA最高馬体重勝利記録を更新しました。尾関厩舎は香港ヴァーズでグローリーヴェイズがG1初勝利。祝福すべき週となりましたね。おめでとうございます。
また、22日の中山新馬戦(芝1600m)には先週のレースを除外されたチャロアイト(牝、美浦・池上、父アンクルモー、母タブー)が出走予定。陣営の評価が高く、楽しみな存在です。(馬三郎美浦支局・木村)