今年も“ONE TEAM”ウインブライト国内外で高み目指す
JRA賞が7日に発表され、最優秀4歳以上牡馬の座にウインブライト(牡6歳、美浦・畠山)が輝いた。主戦の松岡は「光栄ですね」と感慨深げ。21戦中20戦の手綱を取り、苦楽をともにしてきた。ただ、自分一人の力でなし得たとは思っていない。「オーナー、調教師が僕を信頼してくれましたからね。感謝しています」と周囲のバックアップをしみじみと感じている様子は、昨年の流行語大賞“ONE TEAM”をほうふつとさせる。
そんなウインブライトは放牧先から今月下旬に美浦へ帰厩する。今年初戦は3連覇が懸かる中山記念(3月1日・中山)の予定で、その後は海外遠征を視野に入れている。畠山師は「まずは中山記念に向けてしっかり調整していきます」とうなずく。
その後の海外遠征についても出否は未定だが、ドバイ国際競走(3月28日・メイダン)のドバイターフに1次登録を済ませており、春には連覇が懸かる香港のクイーンエリザベス2世C(4月26日・シャティン)もある。松岡は「今年はさらに上のステージへ行きたいですね」と前を向く。チーム一丸となってさらなる高みを目指す。