【POG】アドマイヤビルゴ 指揮官も素質評価 17年のセレクトセールで5・8億円
「新馬戦」(19日、京都)
17年の当歳セレクトセールで5億8000万円(税抜き)と破格の値がついたアドマイヤビルゴ(牡、父ディープインパクト、栗東・友道)が、日曜京都6R(芝1800メートル)でいよいよベールを脱ぐ。
手綱を取るのは武豊で、アドマイヤの勝負服に袖を通すのは09年12月、抽選で騎乗馬が決定するゴールデンスパーTのアドマイヤミリオン(5着)以来。騎乗依頼となると07年5月、ヴィクトリアMのアドマイヤキッス(7着)以来となる。友道師は「(故・近藤利一氏が)生前、この馬が北海道にいる時から“ディープに乗ったことがあるのはユタカだけ。まずは調教だけでもいいから乗せる”と言っていた」とコンビ結成の経緯を語った。
昨年12月から時間をかけてじっくり乗り込まれてきた。栗東DPの1週前追い切りでまたがった鞍上は「今の京都の馬場が重いので、力がいるのがどうかな」と慎重な口ぶりだったが、指揮官は「動きは標準以上。いかにもディープらしい走りをすると思うけどね」と素質を評価する。“お値段以上”の走りができるか、初戦から注目だ。