【POG】新馬戦総括19日5・8億円アドマイヤビルゴ、直前放馬ウインバリスタV

 先週日曜日は中山、京都、小倉の3競馬場で計3レースが行われ、京都ではアドマイヤビルゴ(牡、父ディープインパクト、栗東・友道)が人気に応えてデビュー勝ち。小倉では直前に放馬するアクシデントもなんのその、2番人気ウインバリスタ(牡、父ジョーカプチーノ、栗東・奥村豊)が接戦を制した。

 京都6R(芝1800m)は1番人気のアドマイヤビルゴが、1分51秒1のタイムで新馬勝ち。2番手から抜け出しを図り、後続の追撃を完封。17年のセレクトセールで5億8000万円(税抜き)と破格の値がついた良血馬が、注目の初戦を見事に勝利で飾った。09年12月のゴールデンスパーTのアドマイヤミリオン(5着)以来、アドマイヤの勝負服に袖を通した武豊は「これだけの馬だから緊張しましたね。乗り味、バネはいかにもディープ産駒という感じ」と称賛。一方で「まだ気性が幼いし、パワーもついてほしい」と課題を口にした。友道師は「これから良くなる。当然、ダービーを目指したい馬」と先を楽しみにした。(採点・★★★☆☆) 

 小倉6R(芝1200m)では、ウインバリスタが1分12秒1のタイムで新馬勝ち。好スタートからすんなり好位の外めに収まると、直線では逃げ込みを図る4番人気メイショウケイソウ(2着)との一騎打ちを首差で制した。藤岡佑は「道中はキョロキョロしながらの勝利。その点が解消できれば、さらなる上昇が見込めます」と、今後の成長に期待した。 (採点・★★★☆☆)

 中山6R(芝1600m)は、キンシャサノキセキ産駒のルフトシュトローム(牡、美浦・堀)が、1番人気に応えて危なげなく抜け出した。道中は好位3番手のポジションから、4角手前では抑え切れない手応えで早くも先頭をうかがう態勢。直線に向いて鞍上の内田博が軽く気合をつけると、際立つ瞬発力で一気に突き抜けてゴール。最後までノーステッキの楽勝だった。勝ちタイムは1分37秒3。近親にディープインパクトを持つ良血馬。内田博は「外から来られてハミを取ってしまいましたが、そのまま行かせました。馬とけんかするよりかは、そのまま行った方がいいですからね」と振り返った。(採点・★★★★☆)

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