【競輪】山崎芳仁がいわき平記念V4 2段駆けを決めて6年ぶり優勝
「いわき金杯争奪戦・G3」(26日、いわき平)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、山崎芳仁(40)=福島・88期・S1=が、6年ぶり4回目の地元記念優勝を果たした。山崎のG3優勝は、2015年9月の岐阜以来で通算17回目。最終バックから番手まくりを放ち、2着に佐藤慎太郎(福島)、3着も佐藤和也(青森)が続き、北日本ラインで上位独占した。
レース戦は、新鋭・高橋晋也(福島)を先頭に北日本ラインが5車で結束。道中は小原太樹(神奈川)に競られる場面もあったが、山崎が番手を堅守。最終2角から鈴木竜士(茨城)がまくってくると、山崎もバックから発進。グランプリ覇者で兄弟子の佐藤慎の追い込みも4分の3輪差で退けた。
昨年12月に落車した大宮F1から約1カ月ぶりの復帰戦で、山崎が地元記念を制した。「落車明けで不安もあったけど、後輩たちのおかげで優勝することができた。慎太郎さんも振り切れたし、うれしいです」と、最高の結果を安どした表情で振り返った。