【競輪】豊橋全日本選抜で清水裕友がG1初制覇 番手まくりで栄光のVゴール
「全日本選抜競輪・G1」(11日、豊橋)
12Rで決勝戦が行われ、清水裕友(25)=山口・105期・SS=が、打鐘3~4角から先行した松浦悠士(広島)をマークし、最終3角からまくって1着。G1初優勝を飾り、賞金3040万円(副賞込み)を獲得。年末のKEIRINグランプリ2020(12月30日・平塚)出場権を手に入れた。最終バック5番手からまくり上げた山田英明(佐賀)に乗る形から、直線で外を伸びた平原康多(埼玉)が2着。山田は3着。先行した松浦はゴール前で佐藤慎太郎(福島)と接触して落車。携入(自転車に乗らず、携えてゴール)して9着だった。
山口支部のG1(相当)優勝は1957年9月の全国都道府県選抜争覇競輪(門司)2000メートル部門の西村亀(期前・引退)以来で、62年5カ月ぶり。清水は「うれしいです」と言った後に「優勝したけど、実感がまだなくて。ポカーンとしています」と苦笑い。「ケガが心配です」と前を任せた松浦の状態を気にしていた。最後に「タイトルホルダーとして、今後も一戦一戦、頑張ります」と力を込めて語った。