ワーケア帰厩 サトノフラッグと弥生賞での対決楽しみ(15日POGブログ東)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週のきさらぎ賞は断然の1番人気アルジャンナ(牡、栗東・池江、父ディープインパクト)が3着に敗れる波乱の結果に。勝ったコルテジア(牡、栗東・鈴木孝)はシンボリクリスエス産駒。京都の芝はかなり荒れているようですし、父のイメージ通りパワーに優れたタイプのようですね。皐月賞など力を要する条件で楽しめそうです。関係者の方々、おめでとうございました。アルジャンナはやはり反応が遅い面がありますね。このあたりの成長がクラシック戦線での鍵になってくるのではないでしょうか。
8日の春菜賞はビッククインバイオ(牝、美浦・牧)が勝利。今回が7戦目というタフネスぶりで、しっかりパフォーマンスを上げてきました。左回りの方が走っている印象ですね。次走は未定。
9日の東京新馬戦(芝1800m)は6番人気のハーツクライ産駒アクロアイト(牝、美浦・大竹)が勝利。外枠からスッと好位につけると、直線で2着の良血レヴィオーサ(牡、栗東・友道)の追撃をしぶとく振り切りました。既にノーザンファーム天栄に放牧されており、次走は決めずに調整を進めるとのこと。
ルメールで弥生賞を予定しているワーケア(牡、美浦・手塚、父ハーツクライ)が今週、美浦へ帰厩しました。前走(ホープフルS3着)はスムーズさを欠く場面もありましたし、コントレイル(牡、栗東・矢作)にリベンジするためにも大事な前哨戦となりますね。サトノフラッグ(牡、美浦・国枝)も弥生賞に向けて順調に調整が進められており、この対決も楽しみです。鞍上は武豊。(馬三郎美浦支局・木村)