「小倉濱田翁カップ・Ｇ３」（１６日、小倉）

　開催最終日の１２Ｒで決勝戦が行われ、松坂洋平（３７）＝神奈川・８９期・Ｓ１＝が好位３番手から直線で伸びて優勝。１１年平塚記念以来、通算３回目のＧ３優勝を成し遂げた。２着には海老根恵太、３着に浜田浩司が入った。なお、１１Ｒのガールズ決勝は児玉碧衣（２４）＝福岡・１０８期・Ｌ１＝がまくりを決めて完全優勝を果たした。

　１１年の平塚以来となるＧ３制覇を成し遂げた松坂。「うれしいですね。コツコツやってきてよかった」と久々のＧ３優勝に白い歯がこぼれた。

　レースは単騎の金子が前受けし、松坂を先頭に南関４車が続く。「中団と思っていたが、Ｓけん制があった。あとは流れで走った」と慌てずに運行。

　打鐘で佐々木がインを切り、松坂も「最低中団と思った」と追い上げてうまく３番手を確保。「あとは落ち着いていけた」と最終３角過ぎに外へ持ち出し、直線で鋭く伸びてＶゴールを駆け抜けた。

　この日は昨年デビューした弟の侑亮（１１５期）が小田原で完全優勝を決めてＡ級２班へ特昇。「弟の活躍も励みになる。この優勝をきっかけに、もっと上で活躍を」とビッグレースでの快走を誓った。