【フェブラリーS】ワイドファラオ好気配 絶好の舞台でG1獲りへ「一番力出せる」
「フェブラリーS・G1」(23日、東京)
ワイドファラオは21日朝、栗東の角馬場で調整。活気にあふれ、弾むような脚さばきで好気配を伝えた。心身ともに臨戦態勢は整っている。事前発表馬体重は前走比6キロ増の514キロ。小滝助手は「追い切り後も順調ですし、体も前回と同じイメージで、問題なく来ていますよ」と歯切れがいい。
引き当てたのは2枠3番。福永は「スタートが速い馬だし、内枠の方がいいね」と歓迎する。〈2301〉という騎乗成績が示す通り、パートナーを完全に手の内に入れている。「いいスタートを決めて先行する形になるのかな。持ち味が生きるように乗りたいね」と、勝利へのイメージを膨らませた。
前走の根岸Sは5着に敗れたが、小滝助手に悲観の色はない。「2、3走前と千八を使ってきての千四でしたしね。斤量、走りを考えればステップとしていい内容。千六ダートは、この子が一番力が出せるコースなので」。初ダートで重賞Vを飾った昨年のユニコーンSと同じ舞台と、G1獲りには申し分ない設定だ。
「昨年より毛ヅヤもいいですし、脚のむくみもない。いい体調で臨めそうです。行きたい馬がいれば無理に行く必要もないですしね。ポンと出てジッとして行けるかですね」と同助手。伸び盛りの4歳馬が、ライバルをねじ伏せる。