【POG】新馬戦総括 ヘニーヒューズ&カジノドライヴ産駒がデビューV

 先週末は中山、阪神の2競馬場で計4レースが行われ、8日の中山4R(ダート1200m)では、ヘニーヒューズ産駒のコーリングローリー(牡、美浦・小野)がデビューV。7日の阪神4R(ダート1400m)では、カジノドライヴ産駒のアイアイテーラー(牝、栗東・飯田雄)がメイクデビューを制した。

 7日の中山4R(ダート1800m)は、2番手でレースを進めた5番人気のウインレゼルヴ(牡、父ロージズインメイ、美浦・奥平)が1分58秒2のタイムでV。3角手前から早めにムチが入ったものの、そこから持久力を発揮。逃げて脚色が鈍った3番人気オーケーゴールド(2着)を残り100mでかわし、最後は3馬身半の差をつけた。武藤は「気の悪さがあって向正面で反応が鈍くなったけど、直線で良くなった。最後は余裕がありましたね」と振り返る。奥平師は「伸びしろがあるので大事に育てたい。現状はダートの方がいいかな」と話した。(採点・★★★☆☆)

 同日の阪神4Rでは、2番人気アイアイテーラーが、1分26秒8(重)のタイムで快勝した。道中は好位の5番手を追走。直線で先に抜け出した7番人気モズピンポン(2着)をとらえて抜け出し、3馬身半差をつけてフィニッシュした。浜中は「気持ちが強い馬ですから、初戦から力を出してくれました。普段から力むところがあるので、これから落ち着いて、そこが解消されれば、もっと実が入ってくると思います」と話した。(採点・★★★☆☆)

 8日の中山4Rでは、3番人気コーリングローリーが、1分13秒1(稍重)のタイムでデビュー勝ちを決めた。序盤の芝部分では行き脚がつかなかったが、ダートに入って一気に加速してハナを奪うと、そのまま先頭を譲らずに押し切った。横山和は「スタートは速くなかったが、気分良く出して行ったのが良かった。最後の直線でもしっかり伸びていた」と振り返っていた。(採点・★★★☆☆)

 同じく阪神4R(ダート1800m)は、2番手でレースを進めたキズナ産駒の3番人気アーヴィンド(牡、栗東・岡田)が、逃げた8番人気タイセイチアーズ(2着)と直線で一騎打ちに。最後は首差競り勝って初陣を飾った。重馬場のタイムは1分55秒2。和田は「番手からいつでも抜け出せる手応えだったね」と感触通りの勝利に納得。「大型馬だけどスピードタイプで、上でもやれる。いい跳びもしているから(芝を含めて)いろんな可能性がありそう」と素質を高く評価していた。(採点・★★☆☆☆)

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