【競輪】河合佑弥がデイリー杯V 三谷竜を封じて逃げ切り
「デイリースポーツ杯・F1」(16日、前橋)
開催最終日の11RでS級決勝戦が行われ、河合佑弥(25)=東京・113期・S1=が打鐘先行で今年初優勝を成し遂げた。F1優勝は2019年10月の広島以来で3回目。前橋は昨年5月に続いて連続優勝。2着は河合マークの天田裕輝(群馬)、3着には内藤秀久(神奈川)が入った。
前橋を得意にする河合が余裕で逃げ切った。「前橋は本当に走りやすい。三谷さんを相手に、まくりでは通用しないと思っていた。最終バックを取れればいいくらいのイメージで仕掛けたら押し切れた」。昨年5月にS級初優勝を果たしたのも、この前橋だった。
前場所のG3・玉野記念は1次予選で敗退。今回は「3日間、最終バックを取る」と初心に戻って有言実行。決勝戦は前受けした格上の三谷の動き封じ、力でねじ伏せた。
次走は26日から福井のG2・ウィナーズカップ。「まだまだ自分は挑戦する立場。初のG2でも、今回のように積極的に駆けるだけ」。大舞台でも積極策を貫いて、存在感をアピールする。