【ドバイWC】新型コロナで大混乱 関係者多数入国できず…マーフィーは音信不通

 「ドバイWCデー諸競走」(28日、UAEメイダン)

 UAE政府は19日以降、ビザ取得者でも国外にいる場合は2週間入国できず、新規ビザ発給も一時停止されると発表。これにより、厩舎スタッフや騎手が予定通り入国できないケースが相次いでいる。ドバイレーシングクラブはドバイ国際競走関係者に特別ビザを発給するとしていたが、現時点で主催者からの通知はなし。各陣営には困惑が広がっている。

 ウインブライト(ターフ)を送り出した畠山師もその一人。当初、予定していたモレイラが騎乗できなくなり、マーフィーへ乗り代わりとなったが、当のマーフィーと連絡が取れていないという。「どうやら入国できてないようで、現地のスタッフも全然見かけないと…。最悪のことを考えて、今現地にいる乗り役さんの中から考えないと」。ブライト以外にも多くの日本馬の騎乗を任されているだけに、仮にこのまま入国できないとなれば、さらなる混乱を引き起こしそうだ。

 アーモンドアイ(ターフ)、カレンブーケドール(シーマクラシック)の国枝師は「当初は月曜(23日)に行く予定だったけど、航空便の関係で日曜(22日)に前倒しして出発する予定。ただ、特別ビザが出ないことには何とも言えない。あとはレースが中止にならなければいいが…」とため息交じりだった。

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