ルメール、JRA免許に挑むミシェルに「最大限の努力重ねること必要」
フランスから来日した“美し過ぎる騎手”ミカエル・ミシェル(24)=川崎・山崎裕=の地方競馬騎手短期免許が31日で失効する。1月27日に南関東競馬の川崎で地方デビューを果たしてから約2カ月。30日までに全国各地で260戦して29勝の成績を収めた。今回の挑戦でミシェルは、JRA騎手通年免許を取得する目標の実現に、どこまで近づいたのか。
ミシェルに「尊敬する騎手」を問うと、真っ先に挙げるのが母国の先輩で、JRAの通年騎手免許を取得して大活躍中のC・ルメール。エージェントのF・スパニュ氏が騎手時代から「兄弟のように仲が良かった」という縁もあって、今回の来日前から南関東競馬の特徴を聞いたり、同じ日本語教師について勉強したりもしている。
そのルメールにミシェルの日本での騎乗ぶりを尋ねると、開口一番「トレビアン!」の賛辞。「南関東にすごく早く慣れて、自信を持って乗ってる。日本に来る前にしっかり準備をしてきたね」と力説する。
フランスでの女性騎手の地位は「残念ながら男性に比べてかなり低く、2倍も3倍も努力しなければならない」と言い、「ミシェルはそんな見方を変える存在になっている優秀な女性騎手の一人」と高く評価している。
ミシェルがJRA免許を目指していることについては「最大限の努力を重ねることが必要。もしJRAで乗れるようになったらファンも喜ぶだろうし、彼女の幸運を祈ってます」とエールを送っている。