【ボート】G1復帰戦の峰竜太が尼崎周年を制圧 イン速攻で通算11回目のG1優勝

 「尼崎センプルカップ・G1」(31日、尼崎)

 12Rで優勝戦が行われ、1号艇の峰竜太(35)=佐賀・95期・A1=がコンマ07のトップスタート(S)から逃げ切って1着。尼崎センプルカップ初制覇を決めた。G1優勝は2019年10月の若松周年以来で11回目。2着に石野貴之(大阪)、3着に魚谷智之(兵庫)が入り2連単、3連単ともに1番人気で決着した。

 やっぱりこの男にはビッグレースがお似合いだった。峰がインからトップSを決めて他艇を完封。「すごく緊張した」と言うG1優勝戦の1号艇で、見事に人気に応えた。

 19年8月、SG・メモリアル(大村)の準優でフライング。ペナルティーの影響で、11月の蒲郡周年以来、久々のG1参戦。「力が通用するか不安だった」と吐露したが、今年に入って9節で7優出のV5と無双状態。今節も勢いが止まることはなく、3日目後半からの4連勝で頂点を奪取した。「久々の舞台でリズムがつかめたし、課題も見つかった」と浮かれる様子はない。

 新型コロナウイルスの影響で無観客開催が続くが「選手の頑張りを画面から伝われば」と節間に35歳になった峰は、責任感あふれる言葉で締めた。次なるターゲットはSG・オールスター(5月26~31日・住之江)。大舞台で再び、ファンをうならせる走りを披露する。

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