【皐月賞】サリオス決めるロングシュートV!最長間隔記録更新へ 鞍上は名手レーン
「皐月賞・G1」(19日、中山)
東の怪物がいよいよ始動。無傷3連勝で朝日杯FSを制したサリオスが、ぶっつけ本番でのクラシック1冠目獲りに挑む。
年末年始を滋賀県のノーザンファームしがらきでの休養に充て、3月7日に帰厩した。1週前は石橋脩を背に美浦Wで5F66秒1-11秒6(直一杯)。促すと一気に加速。僚馬を一瞬にして突き放し、ゴール前も迫力満点のフットワークで1F11秒6をたたき出した。馬体もパンパンに張っており、調整に狂いはなし。森助手は「先週より一段階負荷を強めて追い切りました。動きは良く、1週前としてはいい仕上がりです」と好感触を伝えた。
舞台となる中山芝2000メートルは未経験でも「マイルでしっかり競馬ができていますし、いいポジションを取れる馬なので、初の中山にも対応できるでしょう。操縦性が高いので、距離延長も問題ないです」と言い切った。
中125日での大一番。勝てば19年のサートゥルナーリアが樹立した、皐月賞における最長間隔V記録(中106日)を更新する。先月30日に来日済みの名手レーンを鞍上に迎え、ロングシュートVのお膳立ては整っている。