【ボート】毒島誠がコロナ禍支援で賞金寄付 多摩川周年を逃げて初V

 「ウェイキーカップ・G1」(16日、多摩川)

 開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の毒島誠(36)=群馬・92期・A1=がイン逃げで優勝。獲得した優勝賞金1000万円の一部を、コロナ禍支援のために寄付すると表明した。毒島の優勝は今年初で、多摩川周年も初めて。G1制覇は、2018年11月の鳴門ダイヤモンドカップ以来で、通算10回目となった。

 今年9節目の初Vで、G1優勝は区切りの10回目となった。「本当にうれしい。10回は一つの目標でした」と明かした。これで来年のSG・クラシック(21年3月23~28日、福岡)の権利も得た。また、今回の優勝賞金の一部を、日本財団の「災害復興特別基金(新型コロナウイルス災害)」に寄付する。

 コロナ禍で無観客開催が続いている。自身のツイッターでは、ファンと選手を「ワンチーム」として、「コロナに負けるな!」と、ボートレース代表として、メッセージを発信している。「こういう状況で、少しはファンの方に元気を与えられるレースができたんじゃないか」と笑顔を見せた。

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