【ボート】津マスターズチャンピオンカウントダウンコラム1
「マスターズチャンピオン・プレミアムG1」(21日開幕、津)
熟練レーサーによる技と力の競演で盛り上がるシリーズが21~26日の6日間、三重県のボートレース津で開催される。3回にわたって、大会の魅力を紹介する。
ボートレース津の水質は汽水。プール型の水面で流れ、水位の変化はない。ただ伊勢湾の近くに位置するために、風の影響を大きく受ける。マスターズチャンピオンが開催される時期は風向きが一定しないことが多く、Sが難しい。
春季(昨年3~5月)のインの1着率は61%で、インが強いレース場。1Mホーム側の幅が全国で2番目に広いため、インが余裕を持ってターンをしやすいことが要因に挙げられる。またピットから2Mまで距離があり、ピット離れの成否がカギを握る。進入争いが注目を集める大会だけに、だいご味がたっぷりと堪能できる舞台と言えそうだ。
エンジンは昨年9月1日から使用開始。最も注目を集めているのは25号機。2連対率は37・5%で14位だが、同12月に三井所尊春が大整備を施して優勝してから評価が一変した。レース足系統が優れている。34、62号機がバランスの取れた好素性エンジン。伸びではあまり差が出ておらず、調整手腕も見もの。