【アーリントンC】タイセイビジョン完勝!いざG1へ 石橋脩3週連続の重賞制覇

 「アーリントンC・G3」(18日、阪神)

 さすが重賞ウイナーだ。力の違いを見せつけ、タイセイビジョンがG1に向けて好発進を決めた。好スタートを切りながらも、後方に下げて折り合いに専念。徐々にポジションを上げると、直線はゴーサインに鋭く反応し、一瞬で抜け出して後続を完封した。

 「強かったね」。新馬戦以来のコンビだった石橋脩が、こう漏らすほどの完勝劇だ。NHKマイルC(5月10日・東京)へ向けて、試走の意味合いもあった。「馬込みの中で折り合うように調教してくれていたので、それを確かめたかった」。ダービー卿CTのクルーガー、ニュージーランドTのルフトシュトロームと、3週連続の重賞Vを飾った鞍上は「いい形でG1に行けるので、頑張りたい」とミッションをクリアして力を込めた。

 掛かる面があり、コントロールに課題のあった馬。遅いペースのマイルでも折り合うように-。放牧明けの今回は、それを意識した調教を課した。西村師は「テンをゆっくりと走れるように。毎日の積み重ねがあって、いい結果が出たと思う」と胸をなで下ろす。

 デビュー戦から20キロ増えた馬体も成長の証し。「ずっと目標にしていたNHKマイルCでしっかりと力を出せるように」と指揮官。大一番でもタッグを組む石橋脩と固い握手を交わし、次の大仕事を誓い合った。

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