【オークス】インターミッション自然体で大仕事だ 手塚師、さらなる成長アピール
「オークス・G1」(24日、東京)
厩舎一丸となって樫の頂点へ-。フローラSの覇者ウインマリリン、チューリップ賞で2歳女王を差し切ったマルターズディオサ、そしてアネモネSを制したインターミッション。今年の天皇賞・春などG16勝の実績を誇る関東の手塚厩舎が、樫の舞台に“3人娘”を送り出す。いずれも好勝負を予感させる逸材。20日の最終リハでは、豪華3頭併せで大一番への態勢を整える。
3頭の中で一番、小柄なインターミッション。400キロそこそこの馬体ながら、アネモネSでは父ディープインパクト譲りの切れ味を発揮した。
マルターズディオサとともに、栗東での調整で臨んだ桜花賞は14着。小柄な3歳牝馬にとって、雨で重たくなった馬場は厳しかったか。「状態は良かったけど、初めてのこともあったから(レースに)参加させてもらえなかったね」と手塚師は苦笑いで振り返った。
その後は「疲れもなく、ケロッとしている。小さな馬だけど、ムッチリしてきたね」と反動を見せるどころか、さらなる成長をアピールする。2度目の大舞台。「母系は2000メートルまでは持つので、オーナーと相談してチャレンジすることにした。人気もないから気楽だね」と自然体で臨む構えだ。