【オークス】アブレイズ納得の仕上げ 馬体&体調良好で岩崎助手「万全態勢」
「オークス・G1」(24日、東京)
新馬-フラワーCを快勝し、無傷の3連勝で樫の女王の座を狙うアブレイズ。22日朝は栗東坂路を1本。闘志を内に秘めながら、しっかりとした脚取りで駆け上がった。岩崎助手は「いい感じです。順調に来ています」と体調の良さを伝えた。
事前発表の馬体重は482キロ。前走比2キロ増だが「見た目に筋肉量が増えて、たくましく見えますよ」と数字以上のパワーアップを強調する。鮮やかな青鹿毛の馬体は毛ヅヤ、張りともに良好。「桜花賞をパスしたことが、いい方に出ていますね。万全の態勢で臨めそうです」と納得の仕上げに胸を張る。
枠は2枠3番に決定。03年三冠牝馬スティルインラブなど、過去4頭がこの枠から女王に輝いている。「ここならロスなく立ち回れる。いいところですね」と内めの好枠を歓迎する。デビューからの2戦はともに積極的な競馬。「この馬自身、レースセンスもいいので」と、巧みな立ち回りに期待を寄せる。
キズナ産駒で、母エディンも芝の中長距離で活躍。2400メートルは望むところだ。「切れるというよりも長くいい脚を使うので、うまく持ち味を生かせれば。負け知らずですからね。楽しみです」。馬名の由来は“燃え立って、輝いて”。熱い走りでVをつかみ取る。