【平安S】オメガパフューム貫禄V 史上初の帝王賞連覇へ好発進
「平安S・G3」(23日、京都)
5カ月の休み明け、59キロの“酷量”も関係なかった。3番人気のオメガパフュームが完勝。道中は中団を追走し、勝負どころを抜群の手応えで回ると、直線では豪快に伸びて、後続に1馬身1/4差をつけた。
テン乗りの北村友は「前が止まらないだろうと思っていて、59キロも背負っていたし、いい枠だったから、いい位置でついて行きたかった。でも、スタートが良くて、予想以上に前の位置になりました」と振り返り、「これだけのパフォーマンス。力のある馬ということは言えると思う」と、改めて交流G1・3勝馬の底力をたたえた。
次に狙うは史上初の帝王賞(6月24日・大井)連覇だ。2勝を挙げた馬は、チャンピオンスター(88、91年)、フリオーソ(08、10年)、ホッコータルマエ(13、15年)と3頭いるが、連覇達成はまだない。「ソラも使わず、今後に向けていい内容でした。1カ月くらいですからね、厩舎に置いて帝王賞へ。(騎手は)調整中です」と安田翔師。大きく弾みをつけて、本番へ挑む。