【競輪】浅井康太が宇都宮記念制覇 4月の高知に続きG3連続V
「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦・G3」(24日、宇都宮)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、浅井康太(35)=三重・90期・S1=が、先行した野原雅也の番手から抜け出し、通算28回目のG3優勝を果たした。2着に神山拓弥、3着には松浦悠士が入った。また、6Rブロックセブンは柳詰正宏(32)=福岡・97期・S1=が制した。
浅井が絶好の展開をものにした。前を任せた野原が主導権を握り、快調に駆ける。浅井は向正面で車間を切り、直線ではしっかり踏んで真っ先にゴールを駆け抜けた。「4角では番手だったので、しっかり1着を獲りに行きました」と冷静にレースを振り返った。
コロナ禍で相次いで開催が中止。百戦錬磨の男とて調整が難しい状況だった。「開催に入って仕上げたという感じ。コンディショニングがしっかりできた開催でした」と胸の内を明かす。4月の高知記念に続いてG3連続Vを果たした。「全プロ記念競輪(30、31日、豊橋)をしっかり走って、高松宮記念杯(6月18~21日、和歌山)につなげたい」と力を込めた。