除外の評判馬スワーヴエルメは7・5福島デビューへ(POGブログ東)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
まずはスワーヴエルメ(牡、堀、父ドゥラメンテ、母アイムユアーズ)に触れるべきでしょうか。注目の血統馬で27日の東京・芝1800mでデビュー予定でしたがまさかの除外に。競馬ですから実際に走ってみないとどうなるか分かりませんが、値段も1億9440万円(税込み)という高額で取引された注目馬だけに早く見たかったなーと個人的に思います。これで来週の7月5日、福島・芝1800mにスライドで出走することに。鞍上はレーンのままになるよう。もともと、レーンが騎乗予定だったレッドヴェロシティ(牡、木村、父ワールドエース、母トップモーション)は北村宏に変更されたとクラブから発表がありました。こちらも人気が予想される馬でしたが…。
他にも千八で除外されたスペシャルドラマ(牡、宮田、父エピファネイア、母アドマイヤキュート)や、千六で除外されたタウゼントシェーン(牝、矢作、父ディープインパクト、母ターフローズ)なども福島にスライドする模様。夏のみちのくで素質馬がどんな戦いを見せるか楽しみですね。
そんな今週の東京・芝1800mですが、スワーヴエルメ以外にも注目馬が多数そろっています。平均以上に動けている馬が多く、ここでどの馬が勝ち上がれるかは注目したいです。
さて先週の東京での新馬戦ですが、注目馬がそろった芝1600mを制したのはブルーシンフォニー(牡、伊藤圭、父スクリーンヒーロー、母ブルーストーン)。もともと千四を予定していましたが、マイル戦に変更して見事に結果を出しました。直線での切れ味は見事でしたし、このままマイル戦での活躍が期待できそうです。次走は未定とのこと。
その芝1400mを勝ったのはクールキャット(牝、奥村武、父スクリーンヒーロー、母メジロトンキニーズ)でした。モーリス産駒が注目される中、その父であるスクリーンヒーロー産駒が活躍を見せた先週の新馬でした。貫禄ですね(笑)。こちらも次走は未定とのこと。
函館に入厩して小気味の良い動きを見せているワールドクルーズ(牝、和田雄、父ワールドエース、母ヴェラブランカ)は7月4日、函館・芝1200mを丸山でデビュー予定。
中舘厩舎に入厩しているレコレータ(牝、父ハーツクライ、母エヴィータアルゼンティーナ)は、母が米G1を勝っている良血。7月11日、福島・芝1800mを予定している。
メジャーエンブレムの初子プレミアエンブレム(牝、田村、父ルーラーシップ)はゲート試験に合格。一度、NF天栄に放牧に出される。
ミッキーセレスタ(牡、国枝、父ハーツクライ、母セレスタ)は外傷により放牧に出された。(馬三郎美浦支局・木村)