【競輪】ガールズケイリンフェスティバルは高木真備が初制覇 注目の児玉碧衣は3着
「ガールズケイリンフェスティバル2020」(12日、いわき平)
開催最終日の11Rでガールズ決勝が争われ、賞金ランキング1位の高木真備(25)=東京・106期・L1=が大外一気の差し脚を発揮して、初めてガールズケイリンフェスティバルを制覇した。
「児玉さんの後ろでいい位置が取れた。慌てず脚をためていこうと思った。力の限り踏んだら差し切れてうれしい」と真備スマイルで振り返った。
昨年は不運が続いた。春に溶連菌感染症で体調を崩して2カ月以上欠場。7月のガールズケイリンフェスティバル(別府)、8月のガールズドリームレース(名古屋)で連続落車。16年から3年連続出場していたガールズグランプリに出場できず、悔し涙を流した。
「昨年のグランプリをテレビで見たのが悔しくて頑張った」と反骨心を原動力に変えると、今年は10回も優勝して賞金ランキングは堂々の1位の座に輝いている。
次の目標はグランプリ優勝しかない。「今年は絶対グランプリを優勝したい。悔しい思いをした分、強くなれた。もっと練習して勝てる脚を付けたい」と視線は12月28日の平塚に既に向いている。
一方、ガールズ新記録の25連勝を狙った児玉碧衣(25)=福岡・108期・L1=は3着に終わった。
「本当は中団がよかったけど、まさかのSで」と前受けでレースを進め、勝負どころで3番手になった。
「追い掛けるのでキツかった。一番前からのダッシュも苦手だし、課題も見つかった。やり直しです」と次のビッグレースとなるオールスターのガールズドリームレース(8月15日・名古屋)でのリベンジを誓った。