【競輪】清水G2初制覇!五輪代表・新田差した GPへ「レベルアップを」
「サマーナイトフェスティバル・G2」(12日、いわき平)
12Rで争われた男子決勝は清水裕友(25)=山口・105期・SS=が後方からまくってきた新田祐大の後位に切り替えてから直線でかわして優勝。G2初制覇を果たした。11Rで行われたガールズ決勝は高木真備(25)=東京・106期・L1=がゴール前で大外を伸びて優勝した。
清水が五輪代表の新田を直線で差し切りG2初制覇を達成した。「脇本さんや新田さんには高松宮記念杯の時に勝てないと思ってしまった。だからうれしいですね」と笑顔を見せた。
レースは松浦-清水-岩津が前受け。新田-佐藤、稲川、郡司-内藤、吉沢の順で周回。赤板で南関勢と稲川が上昇し、打鐘過ぎに4番手だった松浦がすかさず巻き返す。
最終ホームで岩津と内藤が絡んで落車があり「新田さんが外をう回していたので来ないと思ったが、すごいスピードで…」と清水自身も驚いたように爆発的なまくりを見せた新田が先頭へ立つ。
それでも清水はすかさず新田の後位にスイッチして「新田さんを目標に行けた。(最後は)抜けた感じがあった」と直線で新田を差して、Vゴールを駆け抜けた。
五輪代表を破っての価値ある優勝。「とにかくグランプリ(12月30日・平塚)があるし、そこに向けてレベルアップをしたい。今年の後半も中四国勢で盛り上げたい」と競輪ならではのラインの力で後半戦もビッグレースで躍動する。