「デイリースポーツ杯争奪戦・Ｆ１」（１７日開幕、広島）

　西日本の精鋭が集結－。広島競輪「Ｆ１・デイリースポーツ杯争奪戦」は１７日に開幕。１９日までの３日間にわたって熱戦を展開する。主役は山田英明（３７）＝佐賀・８９期・Ｓ１。Ｇ１、Ｇ２でも優勝戦線をにぎわす猛者だけに、Ｓ級シリーズとなれば実力を存分に発揮するはず。「広島は２０１１年８月のＦ１で２、２、２着。これがきっかけでＧ１やＧ２でも活躍できるようになりました」と明かすだけに、思い出のバンクで完全優勝をもくろむ。

　松岡貴久（熊本）、野田源一（福岡）も優勝候補。松岡は自在脚が武器。先行することは少なくなったが、まくり主体の機敏な走りで魅了する。野田はまくり一辺倒。展開がハマったときの強さはトップクラスも恐れをなすほどだ。

　四国勢では松本貴治（愛媛）、室井健一、湊聖二（ともに徳島）が主力の一角を占める。デイリーロゴを胸に戦う松本は昨年のＧ２・ヤンググランプリ（立川）で優勝。今年に入って思うように活躍ができていないが、そろそろ爆発する頃だろう。

　迎え撃つ地元・広島勢は吉本哲郎、西岡拓朗、竹内翼、石田洋秀、前反祐一郎、大川龍二、才迫開、今岡徹二と８人もそろった。うまく連係してＶ強奪を狙う。