【競輪】平原康多が弥彦記念初V 2角まくりで通算23回目のG3優勝
「ふるさとカップ・G3」(21日、弥彦)
開催最終日の9Rで決勝戦が行われ、平原康多(38)=埼玉・87期・SS=が弥彦記念を初優勝した。最終2角3番手からまくり、3月の松山以来で通算23回目のG3制覇を果たした。4連覇を狙った諸橋愛(新潟)は最終4角で鈴木裕(千葉)に絡まれて2着まで。3着には小松崎大地(福島)が入った。
平原が鬼門の弥彦で優勝した。「弥彦ではヤジられることが多かったけど、ようやく声援を受けることができて良かったです」。弥彦村と隣接する岩室村(現新潟市)出身。デビュー直後の2003年4月にA級優勝、08年にはG2・ふるさとダービーで決勝2着。だが、それ以降は失格に落車、準決4着などが相次いでいた。
「来年は、ここで寛仁親王牌(21年10月21~24日)がある。優勝できたのは大きい。今回から投入した新車の感じがいい。煮詰めないといけない部分はあるけど、方向性はつかめた。少し休んで、もう1段階上げられるように頑張る」
次走はファン投票2位で選出されたオールスター(8月12~16日、名古屋)。今年3回目のG3優勝で勢いに乗り、17年2月の全日本選抜以来となる8回目のG1優勝へ視界良好だ。