【アイビスSD】杉原パパ得意舞台で重賞初Vだ!ビリーバーに騎乗
「アイビスSD・G3」(26日、新潟)
パパは燃えている。アイビスSDでビリーバーに騎乗する杉原誠人騎手(27)=美浦・藤沢和=は、23日に長男・ゆづき君が2歳の誕生日を迎えた。ただ今夏は函館遠征などで家を留守にする日も多く、「あんなに長いこと会えないのは初めてでした。今はリモートとかがあるけど、それだと子どもがあまり反応しなくて」と、苦笑いでジョッキーならではの悩みを明かす。
今回の“直千”は自身にとってもゆかりのある舞台だ。「デビュー初勝利(11年5月14日・新潟6R=クリノトルネード)も、初めての特別勝ち(12年7月14日・閃光特別=フリートアロー)も“直千”でした」。得意条件として本人も意識しないわけがない。
パートナーは31戦目にして初の直線競馬となる。「前向き過ぎる性格の馬なので、使いたかったけど先々を考えて我慢していたんです。やっと使えるという感じ。この馬の“走りたい気持ち”を存分に発揮できます」。長男に父の勇姿を見せつけるべく、デビュー10年目での重賞初Vに挑む。(デイリースポーツ・刀根善郎)