【ボート】土屋南 4カドまくりでデビュー3年9カ月での初優勝を達成
「ヴィーナスシリーズ第9戦・アクアクイーンカップ」(25日、住之江)
実力の高さは誰もが認める土屋南(23)=岡山・119期・A2=が、デビューから3年9カ月でうれしい初優勝を飾った。
レースは展示同様に枠なりの3対3。展示では、プラス09の大幅なフライングだったが、本番も4カドから「行くしかないと思っていた」と、コンマ04の気合のトップSを発動。インの実森美祐(広島)が猛抵抗してきたが、1Mまでにねじ伏せて、まくり一撃を決めた。
「やっと優勝できてうれしい。(ウイニングランの時に)ファンの人が手を振ってくれて、こんなにも応援してくれる人がいるんだと思って、泣きそうになりました」と目頭を軽く押さえた。
今後は8月5日からのプレミアムG1・レディースチャンピオン(多摩川)、さらに9月17日からのプレミアムG1・ヤングダービー(びわこ)と大舞台が待っている。
「もちろん2つも大事ですが、明日(26日)が前検になるG3・オールレディース(芦屋)に出場します。目の前のことをしっかりやって、結果を残していきたい」と今後の奮闘を約束した。
また、この開催は6日間で、80億4913万8700円の売り上げがあり、オールレディース、ヴィーナスシリーズでの過去最高売上額となった。