【競輪】脇本雄太が圧逃V 大会3連覇で通算5回目の地元記念制覇
「不死鳥杯・G3」(26日、福井)
開催最終日の9Rで争われ、人気を集めていた脇本雄太(31)=福井・94期・SS=が力強いカマシで押し切って完全優勝。大会3連覇で通算5回目となる地元記念制覇を成し遂げた。2着には松岡健介(兵庫)、3着には東口善朋(和歌山)が入り、ラインで上位を独占した。
決勝も主役の座は揺るがなかった。地元記念3連覇を完全優勝で決めた脇本。「完全優勝は意識してなかった。(同県の)伊原さんと別線はつらいし、こみ上げるものがあったけど、それと戦いながらの優勝。地元でファンがいる中で記念を走れて4連勝はうれしい」と喜びを語った。
レースは準決までと同様に後ろ攻め。「伊原さんもダッシュはあるが、これ以上遅らせないし打鐘で行った」と勝負どころで一気にスピードを上げ、前受けから力勝負に出た伊原をねじ伏せて先頭に立ち、そのまま押し切りゴールを駆け抜けた。
「ライン3車で決められたのは価値がある」と振り返る脇本。次走の予定はG1・オールスター(8月12~16日・名古屋)。五輪代表のパワーで近畿勢をけん引する。