【競輪】中井達郎が小田原デイリー杯V A級2場所目で1年9カ月ぶりの優勝
「デイリースポーツ杯・F2」(27日、小田原)
開催最終日の9RでA級決勝戦が行われ、中井達郎(45)=静岡・74期・A1=が今期初優勝を果たした。先行した同県・渡辺直弥の番手で、最終2角からまくる巴直也をブロックし、ゴール前で抜け出した。優勝は2018年10月の函館以来。2着は渡辺、3着には春日勇人が入った。
S級で長らく活躍したベテラン中井が、1年9カ月ぶりの優勝を手にした。「(渡辺)直弥が頑張ってくれました。準決で降級後初の1着が取れた。続けて決勝で久しぶりの優勝ができて、うれしい」と笑顔がはじけた。
レースは、初日特選に続いて渡辺をマーク。渡辺は巴に主導権を渡すことなく、打鐘前から先行。中井も最終2角で巴をしっかりさばいて、静岡ラインでワンツーを決めた。
昨年6月の取手記念で落車し、横突起を骨折する大ケガ。その影響もあって降級したA級では、格の違いを示して2場所できっちり結果を出した。「前期は97点取れたし、来期のS級はほぼ大丈夫。今期もしっかり戦って、S級に2期連続でいられるような競走得点を取りたい」と今後の活躍を誓った。