【POG】2歳戦独断評価バスラットレオン、未勝利戦VワンダフルタウンにA評価
2歳新馬戦が前週末、新潟、札幌の2競馬場で計7レース行われ、26日の札幌5R・芝1800mでは、キズナ産駒のバスラットレオン(牡、栗東・矢作)が快勝した。また、25日の新潟2R・芝1800mの未勝利戦では ワンダフルタウン(牡、父ルーラーシップ、栗東・高橋忠)が後続に8馬身差をつけてのレコード勝ちを決めた。
少頭数ながら素質馬がそろった注目の一戦。制したのは藤岡佑騎乗の1番人気バスラットレオンだった。好スタートからあっさり先手を奪うと、1000m通過1分5秒1のスローペースに持ち込み、直線は二の脚を使って突き放した。勝ちタイムは1分51秒3。2馬身半差の2着は6番人気の伏兵モリノカンナチャン。名牝エアグルーヴの血を引く3番人気ポルトヴェッキオは、さらに1馬身1/4差の3着に敗れた。藤岡佑は「本当は2、3番手で競馬がしたかったんだけど、飛び抜けてスタートを出たんで、逆らわずに行きました」と振り返り、「順調に成長してくれれば楽しみな馬です」と今後の活躍を期待した。(評価A)
先週の新馬戦勝ち馬評価一覧フクノラプラーニュ(牡、父ラブリーデイ、美浦・田島)
土曜札幌、5R・芝1200m、横山和「前に強い馬がいたので上手に折り合って、最後は差してくれた。まだ頼りないところがある状況で勝ってくれたのは良かった」(評価C)
リフレイム(牝、父アメリカンファラオ、美浦・黒岩)
土曜新潟、5R・芝1600m、木幡巧「どうしても右に行ってしまう。力はあるが、うまく調整していかないと」、黒岩師「時間をかけて修正していきたい」(評価B)
ラストリージョ(牝、父アグネスデジタル、美浦・蛯名)
土曜新潟、6R・ダート1200m、柴田大「道中は気を使って走っていたが、直線は一瞬で前をかわしてくれました。最後にフワッとしていたように余裕もありましたね」(評価C)
ショウリノカンパイ(牝、父ディープブリランテ、美浦・藤原辰)
日曜札幌、6R・ダート1700m、田中勝「ケイコ通りだった。動いていたからね。ダートの適性もある」(評価B)
ドゥラヴェルデ(牡、父ドゥラメンテ、美浦・木村)
日曜新潟、5R・芝1800m、北村宏「十二分に準備して乗り込んだ。まだモタれたりと課題はあるが、それで勝ったところは大きい」、木村師「まだ体が弱いので秋まで休ませる」(評価A)
サルビア(牝、父ダイワメジャー、栗東・鈴木孝)
日曜新潟、6R・芝1400m、福永は「抜け出してからも集中して走れたね。こちらの予想以上に完成度が高い」(評価B)
未勝利勝ち馬評価(B評価以上)ワンダフルタウン(牡、父ルーラーシップ、栗東・高橋忠)
土曜新潟、2R・芝1800m、和田「期待通りの走りでしたね。メンコを外してピリッとしてきた。ゲートもそこそこ出てくれたし、最後も無理をしていない。扱いやすい馬で、折り合いもつく。スタミナも豊富でこれから楽しみです」(評価A)
(評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階)