【POG】キングストンボーイ、兄エポカドーロの無念晴らす 千島助手「素質感じる」
「新馬戦」(16日、札幌)
日曜札幌5R(芝1800メートル)で初陣を迎えるキングストンボーイ(牡、父ドゥラメンテ、美浦・藤沢和)に注目だ。5日に引退を発表した18年皐月賞馬エポカドーロの半弟。兄は23日の札幌記念を目標に調整されていたが、出走態勢が整わず、19年大阪杯(10着)がラストランに。無念の思いを弟に託してターフを去った。
そのバトンを受けた弟は、札幌入厩後も順調な乗り込みを消化。5日の1週前追い切りは、札幌芝で6F82秒2-37秒6-12秒8を計時。3頭併せで後れを取ったものの、時計的には合格点が与えられる。千島助手は「馬っぷりがいいし、動きも上々。芝の中距離が合いそうですね。素質を感じる馬です」と好ジャッジ。推定体重480キロ。ルメールとのコンビで、クラシックへの第一歩を踏み出す。